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こんにちは!CT-yoshidaです!
2024年に紙幣の顔が変更になったのは、皆さんの記憶に新しいと思います。その中でも皆さんが大好きな紙幣(僕も個人的に大好きな紙幣1万円札)が福沢諭吉氏から渋沢栄一氏へと変更になりましたね。
個人的に好きな書籍である「論語と算盤」ですが、その中から豊かになれる言葉を紹介したいと思います。
この書籍は、大正5年(1916年)に刊行され、100年以上経った今でも多くの経営者や事業家に愛されています。
▼「論語」も「算盤」も意味はさっぱり分からなかったので、調べてみました。
- 論語:孔子と弟子とのやり取りをまとめ、人の生き方道徳観について記されているもの。
- 算盤:商業やビジネスを表す言葉。
皆さんの周りには「お金を稼ぐことは汚いことだ」と捉えている人は居ませんか?私自身、祖父が国家公務員を定年退職まで勤め上げ、必要以上に贅沢をすることは悪いことだという思考を持っていました。
今回の主役、渋沢栄一氏は以下のような考えを持っていました。
- 論語の考えで商売ができないか?
- それによって財産を増やせないか?
それを達成すべく、渋沢氏の解釈と実践の内容をまとめたものが「論語と算盤」です。

日本の資本主義の父の5つの言葉
渋沢栄一氏が76歳の時に出版した「論語と算盤」の中から、人生をより豊かにしてくれる、ビジネスの本質5つの言葉を解説します。
- ①大きな成功よりも大事なのは道を踏み外さないこと
- ②金銭を卑しむな。尊い仕事はいたる所にある
- ③仕事を趣味として取り組む
- ④金儲けのうまい人を目標にするな
- ⑤成功と失敗を超えていけ
①大きな成功よりも大事なのは道を踏み外さないこと
渋沢栄一氏は「どんなに大きな成功よりも、生涯を通じて不道徳なことに手を染めないことが大切」だと考えていました。「論語と算盤」には、論語を熟読すべきと書かれています。
ただ本を読むのではなく、「生涯にわたって実践する」という熟読の意味です。
現代でも多くの成功者が、不道徳を行ったニュースがしばしば話題になっています。
また、不道徳なお金儲けは長続きしないということも言っています。自己中心的になり、道徳心のないお金儲けでは長く続くはずがありませんという事です。
②金銭を卑しむな。尊い仕事はいたる所にある
「新しい世の中は経済によって成り立つものである」という考えにいち早く到達し、日本人の金銭を卑しむ傾向を転換させようとしていました。
渋沢栄一氏だけでなく、福沢諭吉氏も「金銭は独立の基本であり、これを卑しむべからず」と言葉を残しています。
お金を汚いものだと考えてしまう要因は様々あると思いますが、僕自身身内にそういう考えを持った人たちが居たので、珍しくない事だと思っています。

私自身、家族から「お金は汚いもの、金の話しはするな」という言葉を受けて育ってきた記憶があります。
しかし、私自身はお金は中立なもので、お金そのものに綺麗や汚いはないと考えています。(物理的には汚いですけどね)
良い稼ぎ方や悪い稼ぎ方の差はあっても、お金自体に良い・悪いはないと思います。
「経済」という言葉の語源は、「世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと」を意味する「経世済民(けいせいさいみん)」です。世の中をよくするため、満足するサービスや商品を顧客に届けるために働いてお金を稼ぐことは決して卑しいものではありません。

③仕事を趣味として取り組む
孔子も似たような言葉で「好きなことを仕事にすれば、一生働かなくてすむ」と言っています。

労働が嫌いな私からすると信じられない考え方です😱
仕事が趣味とは、単なる遊びではなく、仕事に対して理想や思いを付け加えて主体的に取り組んでいくことを意味します。
主体的に取り組むことで、仕事が楽しくなり、本当の意味で仕事を趣味のように感じられるという事ではないでしょうか。(職場に「楽しんで仕事しろ」というのが口癖なおじさんが居ますが、そういう意味かと納得した次第です。)
④金儲けのうまい人を目標にするな
「金儲けが上手い人 = 成功者」というイメージは一般的ですが、本来は経済的な成功を通して、みんなを幸せにする人と言えます。
派手に豪遊したり、高級車を見せびらかしたりすることが悪いワケではありませんが、お金を持っているだけで立派な人だと捉える人は多いでしょう。(私みたいな一般サラリーはそう思いますよね笑)
私自身知人に経営者が何人か居ますが、みんな口を揃えて「従業員が頑張っているから」「お給料、ボーナスを沢山渡したい」という事を話します。また、定期的に自社のメンバーを経費で食事に誘っているのを見ています。「こんなに成功するとは思わなかった」と口にする経営者も見てきましたが、成功する人はなるべくしてなるんだという事は身をもって体感しています。

⑤成功と失敗を超えていけ
「一生涯誠実に努力すれば、成功や失敗以上に価値のある人生になる。長い人生を見てみると、誠実に生きている人に天は微笑む。」と渋沢氏は言っています。
誠実に生きている人は周囲から信用され、周囲から信用される人には運が向くということです。
どんな成功者であっても、必ず失敗を経験しています。例えば、アマゾンの創設者ジェフ・ベゾス氏は「我々が他より際立っているところは失敗についてだと思う。我々は世界一失敗している企業であり、実例をあげるとキリがない。」と話した事があります。
まとめ
良い人生だったと振り返れるように誠実に生きていきましょう!
誠実な仲間たちも増えて、豊かな人生に近づけると信じています!

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