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日本のデメリット
1. 輸出企業に打撃(特に自動車メーカー)
- アメリカへの自動車輸出が非常に大きな比率を占めている(トヨタ、ホンダ、日産など)。
- 日本製自動車の価格競争力が低下し、販売台数が減少する可能性がある。
- 自動車産業は部品や下請けなども含めて裾野が広いため、国内経済全体に波及する。
2. 為替や株価に悪影響
- 関税引き上げが報道されると、投資家心理の悪化で円高・株安になることがある。
- 円高になると輸出がさらに厳しくなり、企業の業績が悪化しやすい。
3. 日本企業のアメリカ現地工場も影響を受ける
- トヨタやホンダは米国内にも工場を持っていますが、部品の多くは日本から輸出されている。
- その部品に関税がかかれば、現地生産でもコストが増える。
4. 報復関税のリスク
- 仮に日本も報復としてアメリカ製品に関税をかければ、日米間の貿易摩擦が深刻化する。
- 結果的に両国の経済がダメージを受ける負のループ状態に。

米国の狙い
- トランプ大統領は「アメリカ第一主義」を掲げ、海外からの輸入を減らして国内産業の保護を強調していく方針。
- 主に自動車業界や鉄鋼業などの労働者票を重視しているため、日本やドイツの自動車に厳しい政策を取る傾向がある。
当初の25%から15%に引き下げられた理由
この合意の裏には、日本側が提示した巨額の対米投資がある。報道によると日本は今後数年間で総額80兆円(約5500億ドル)規模の対米投資を約束した。対象分野は「自動車、半導体、インフラ、金融、エネルギー」など多岐にわたり、トヨタ、ソニー、ソフトバンクなどの大手企業がアメリカ市場での事業拡大に取り組むとされている。この投資に対して、トランプ大統領はSNS上で「日本が80兆円を投資しても、利益の90%はアメリカが取る」と発言した。この言葉は一見すると挑発的であり、日本側の損失を強調するようにも聞こえる。
今回の関税の合意は「外交的成功」と「経済的譲歩」の両面があり石破政権は、関税引き下げと円安容認という成果を得たが、その代償として、国家主導の巨額投資をアメリカ経済に流すこととなった。これは、短期的には日本企業の競争力を高めるが、長期的には日本の金融的利益を削ぐ可能性もあるということも忘れないでおきたい。
まとめ
米国の企業に投資している投資家の皆さんは、今後も米国の経済活動に期待ができると言える。
日本の実態経済にも関わってくる分野なので、今後の動きも注視しながら、自分らしく投資を楽しんでいきましょう!

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