新NISA(ニーサ)は、株式や投資信託などの少額投資による利益を非課税にする制度です。昨年1月1日より開始されました。
【新NISAの主な特徴】
- 非課税期間が無期限になったため、より長期の投資が可能になった
- 非課税保有限度額が合計1,800万円まで拡大した
- 売却したら投資枠が復活する
- 「成長投資枠」と「つみたて投資枠」を同時に利用できるようになった
【新NISAの口座開設について】
- 同一年において1人1口座(1金融機関)しか開設できません
- NISA口座の開設には申込手続きが必要
- NISA口座で取引できる商品や、利用者へのサービスは金融機関ごとに大きな違いがある
【新NISAの目的】
- 新NISAの創設は、政府が2022年11月に新しい資本主義実現会議で決定した「資産所得倍増プラン」を実現するための柱の一つです。
旧NISAと何が変わった?

SBI証券より引用
ついにNISAがエボリューション!?
通常、投資で獲得した利益には約20%の所得税がかけられます。しかし、NISA制度を使用すると元本1800円まで投資の運用益に所得税がかからない、そういった仕組みになっています。ここまでは旧NISAも同様です。
新NISAになり、積み立て投資枠で月10万円×12か月の上限、一般投資枠が年間240万円の上限。この2つの枠で隔てられているといったイメージです。年間の満額が2つの枠を合わせて360万円になっています。1800万円の元本の上限を最短5年で枠いっぱいにできる計算です。
優良インデックスファンド満額で寝かせるもよし、成長投資枠で個別株を売買して利益を生み出すのもよしといったところでしょうか。旧NISAでは期限が設けられていた非課税保有期間も無期限になったため、インデックス投資家が大好きな「複利」の力を存分に使える親切な制度だと思います。
手数料関係、ポイント等を考えると、個人的にネット証券で口座開設するのが最適解だと考えています。自分は楽天証券で口座を開設しており、素人ながら余剰資金で株式投資を楽しんでいます。
3原則「長期」「積み立て」「分散」のメリットを最大限生かすためにも、制度を十分に理解するとともに、自分がどこまでのリスクをとれるのか、その「許容度」を把握しておくことが必要になります。
まとめ
投資はあくまでリスク資産。元本を割れるタイミングが必ずあるということは必ず念頭に置きましょう。しかし、インフレ社会に生きる現代人にはリスク資産は大きな武器になると考えます。焦らずゆっくりお金持ちの道へ歩みを進めましょう。
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