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不要な保険7つとは
今回は、不要な保険7つを紹介します。もし加入している保険があれば、解約して固定費の削減に繋げましょう。
- ①医療保険
- ②貯蓄型保険/払い済み保険
- ③個人年金保険
- ④学資保険
- ⑤民間の介護保険
- ⑥地震保険
- ⑦外貨建て保険/変額保険
不要な保険①:医療保険
1つ目は、民間の医療保険です。ケガや病気には、公的医療保険と貯金で備えるのがベスト。公的保険は充実しています。コスパ的にも圧倒的に公的保険に軍配が上がります。
公的保険がどれほど手厚いのか、以下のケースで見てみましょう。
- 医療費が高額になってしまった
- ケガや病気で長期間働けなくなってしまった
- 障害が残ってしまった
- 1.医療費が高額になってしまった
仮に医療費が月500万円かかると、3割負担の150万円が必要になると勘違いしている人が居ます。日本の健康保険には「高額療養費制度」があり、医療費が月にどれだけかかっても、自己負担限度額を超えた分は国が負担してくれます。
- 月収30万円の会社員なら、自己負担限度額は約8万円。
- 長期療養の場合は、「多数該当」によって限度額がさらに下がる。
- 対象は医療費のみで、入院中の費用や特別室利用などは自己負担のため注意。

- 2.ケガや病気で長期間働けなくなってしまった
ケガや病気の時に使える補償制度があることも医療保険が不要な理由の一つです。
・休業補償給付
→ 働ける状態になるまで月給の約8割を受給できる制度。
・傷病手当金
→ 月給の約6割を最長1年6カ月間受給できる制度。。
公的な保障制度を使えば、長期間ケガや病気で働けなくても給与の6~8割を国が補償してくれます。いい国だなとつくづく思います。
・3.障害が残ってしまった
障害が残って仕事に復帰できない場合でも、国から障害年金が貰えます。
- 初診日を証明できること。
- 初診日に国民年金や厚生年金に加入しており、加入期間の3分の2以上、保険料を納めていること。
- 障害認定日に障害状態であること。

平均年収300万円で妻子を持つ35歳会社員が「障害1級」に認定された場合
- 障害基礎年金:780,900円 × 1.25 + 224,700円 = 約120万円
- 障害厚生年金:約410,000円 × 1.25 + 224,700円 = 約70万円
→ 年額約190万円(月額約16万円)が受給できる
障害が残ってしまう事があっても、公的医療保険と貯金で十分備えられるため、医療保険は不要なのです。
不要な保険②:貯蓄型保険/払い済み保険
2つ目は、貯蓄型保険です。
補償の薄い掛け捨ての生命保険と割高の投資信託がセットになったゴミ保険で、保険料は高いのに保障額は低いのが大きな特徴です。業界は儲かるので、ゴリ押しで営業マンが売りたがる商品ですね。
「投資」と「保険」は分けて考える=混ぜるな危険!忘れずに!
万が一に保険で備えたい
→ 安い保険料で、十分な保障が得られる掛け捨て生命保険に加入する。(家庭がある方のみ)
投資でお金を増やしたい
→ 税制が優遇されているNISAやiDeCoで、優良な投資信託や株式を自分で購入する。(手数料が人件費等のコストも踏まえ、ネット証券で口座解説)
貯蓄型保険に加入している場合はすぐに解約し、子どもがいるなら掛け捨ての生命保険に変更しましょう。(ネット系生命保険なら割安で加入できます)
↓以前の参考記事

不要な保険③:個人年金保険
3つ目は、個人年金保険です。
老後に備えて自分で積み立てる年金のことですが、以下の理由から不要だと言えます。
- そもそも終身年金ではない(長生きリスクに対応していない)
- 利回りが低すぎる(何度も言う!コストの低い優良インデックスファンドを買おう!)
- インフレに対応できない(年率2%ほどのインフレを今後も想定すると)
個人年金保険も貯蓄型保険と同様、中身はぼったくりレベルの投資信託になっております!
不要な保険④:学資保険
4つ目は、学資保険です。
教育資金は将来絶対に使う資金です。そうなると、最優先すべきは元本の安全性であるため、基本的には貯金で備えるようにしましょう。
以下のように中途半端な内容の保険のため、加入する必要性はありません。
手堅く貯めたいなら、元本保証されている預金で備えるべき。
→ 保険では元本割れの期間や、不払いの可能性がある。
お金を増やしたいなら、自分で運用すべき。
→ 利回りが低いのに、手数料まで取られるのはロスになる。そもそもほぼ増えん、、
不要な保険⑤:介護保険
5つ目は、民間の介護保険です。
介護における金銭的なリスクには、国の介護保険と貯金で備えるのが基本です。ご存じの通り介護保険は、国ですら維持するのが難しいと言われている制度の一つです。
本来保険は、多くの人からお金を集めて、実際に使う人が少ないからこそ成り立っているのです。大多数の人が「損」をする仕組みになっているという事ですね。
少子高齢化が進み、多くの人が利用する保険を成立させるためには、必然的に割高な保険料にするしかなく、保険料も高額になりがちです。
そのために「公的な介護保険」と「個人資産」で対応しましょう。そして、民間の介護保険は解約しましょう。
不要な保険⑥:地震保険
6つ目は、地震保険です。地震保険は、火災保険では補償されない地震や津波などに備えます。
例えば、東日本大震災で被災した人の約7割が「一部損」の判定を受けました。一部損の場合、時価総額の約5%しか保険金が受け取れないため、家関係の費用には全然足りません。
最近戸建てを購入されてローンが残っている人は検討の余地があります。それ以外の人には地震保険は不要でしょう。
※見積もり時に「地震保険必須」と言われるケースがありますが、その場合は再度見積もり申し込みを行う等で担当者の変更をご検討ください。

不要な保険⑦:外貨建て保険/変額保険
7つ目は、外貨建て保険や変額保険です。中身は貯蓄型保険と同様のゴミ投資信託です。
「保険で資産運用ができます」といったトークで営業マンはおすすめしますが、実際にお金が増やせるのは契約者ではなく、保険会社や銀行なのが現実です。
セールストークで元本保証や高利回りをどんなに謳っていても、為替変動による元本割れリスクがあり、手数料による実質利回りが低いのがぼったくりの証拠です。

何度も言う!
「投資」と「保険」=まぜるな危険!
▼実際に私が過去に積み立てていた変額保険です、、(アクサ生命のユニット・リンクという商品※現在は解約済み)

ちなみに義理の弟が付き合いで加入した変額保険は現在元本が12万円ほどで、返戻金が1,000円ちょっとだと言ってました。恐ろしやー、、
まとめ
保険大国といわれている日本では、不要な保険に入りすぎて保険貧乏になっている国民も多いのが実情です。高額な保険料を捻出するよりも、必要な保険にだけ加入し日常生活を豊かにしていきたいですね。
- 投資(自己投資)をして、生活を豊かにする。
- たまに贅沢をして、自分にご褒美を。
- 健康に注力する。健康は金で買えない!
どの分野の話でも言えますが、知っている事で得をして、知らないばっかりに損をすることが多々あります。今お金に困っているなら、知らなかった事の積み重ねだという事ができます。
人生に必要な分野は、知識を深めて豊かになりましょう!

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